小田急ロマンスカーの登場と箱根の関係。
新型のホテルがラッシュだという。とくに新形態の旅館が登場している。その特徴として従来
の一泊二日夕食付きの概念が無いらしい。それを聞いてびっくりした。
傾向として滞在時間で貸し切る業態にあるそうだ。たとえば23時間ステイとか、夜はゆっくり
でもいいよという手軽なホテル風の業態の誕生である。
忙しくて、という個別の要望を調整しても温泉を使うという対応の可能範囲を広げたとも言えそ
うだ。
さてここまで出てきていないロマンスカーはなんの関係があるのかと言えば、そこまで足を広げ
るための移動手段を提供しているのではないかと思う。よくあるのが そうだ京都に行こうで有
名なJR東海もそうだけど、ちょっと箱根へ という広告を地下鉄に張り出している。
この地下鉄に張り出しだけど、先日から、千代田線内を経由し地下鉄に乗り入れ東京の東部
の人員を休暇は箱根へどうでしょうかと延伸を進めているらしい。
(訂正、この仮説は誤りであった。 夜間の本数が少ないらしい。)
たとえば、いままでならば金曜にものすごく急いで電車に飛び乗り、箱根まで行き、夕食を旅館
であわてて食べたのち、やれお風呂だとあわただしく過ごしていたのが夕食は東京駅や丸の内
のレストランで都会の夜景を見ながら食べて、そのまま23時くらいに箱根へ移動。チェックイン
したら、後は、個室の風呂完備でゆっくり。おやすみーと。
朝まで寝坊、ゆっくり部屋で朝昼兼用の食事をとり、夕方に一風呂浴びてチェックアウトできると
いう形ではないかと思う。
高級ホテルレディスプランのような、プチ贅沢、遠くでなくての短期の滞在からの楽しみ方が変
わりあわただしく、時間に追われる温泉旅館から時間滞在のラグジュアリースペース化がはか
られきているのかもしれない。
従来の観光地旅館型の宿泊形態から滞在ホテル型へとの変貌と従来の決まった形ではない、
個人の要望に応える温泉旅館のホテル化のようだ。
温泉旅館は、みんなで朝大広間で朝食とかではなく、この快適空間の演出するホテル型の業態
に変わっていくのかも知れない。客単価をあげる意味でも。
そうすればより、さらには高速で長距離のロマンスカーも出てくるのかも知れない。